2015.06.06更新

イヌ、ネコのノミ予防薬には様々な製品がありますが、動物病院で取り扱っている製品は大きく分けてスッポットオンタイプ(背中に液体を滴下するタイプ)と経口剤(チュアブルタイプ、錠剤)の2種類があります。それぞれ若干の違いはありますが、いずれも殺虫的な効果があります。つまり、ノミを実験的に寄生させた後、スポットオンタイプを滴下すると約24時間で、経口剤では数時間で全てのノミが駆除(殺虫)できると言われています。そして、その効果は一か月程度持続します。僕たちがキャンプや山歩きするときに使う防虫スプレーなどは虫が嫌がる成分等で虫を寄せ付けない(忌諱効果)で虫刺されを防ぐことを目的にしていますが、イヌ、ネコのノミ予防薬にはこの忌諱効果はありません。したがって、ノミは、予防薬を使用していてもイヌ、ネコに寄生しますが、すぐに駆除(殺虫)されることになります。つまり、予防薬を投与しているイヌ、ネコは家庭環境中のノミ取りイヌ、ノミ取りネコになってくれるのです。ノミ予防は、イヌ、ネコの為だけに行っていると考えている方が多いのですが、実は家庭環境のノミも駆除し、家族を守ることになるのです。

ノミ予防、その他ペットの関する事は、中原区、武蔵小杉駅徒歩7分のあぐり動物病院にお気軽にご相談ください。

投稿者: あぐり動物病院