2015.05.29更新

 梅雨が明けて暑くなるとノミの本格的な繁殖シーズンを迎えます。

 ノミは昆虫網・隠し目・ノミ科に属する寄生虫で、世界で約1300種が知られています。肉眼で見るとペットの毛の中をすばしっこく走り回り、時にはジャンプするゴマ粒に見えます。羽はないので飛ぶのではなくジャンプしていて、人間だったら100メートル以上の大ジャンプに匹敵します。顕微鏡で見てみると半透明の褐色の鎧を身にまとい、6本の足を一生懸命に動かしている可愛い生き物。しかし、ペットや飼い主である人間にとっては実に厄介な奴なのです。単に噛まれたところが痒いだけではすまなく、発赤・紅班・脱毛・貧血等みられたり、ノミにより媒介される様々な病気が知られています。なかには人にも恐ろしい病気を媒介することもあります。また、全身的なアレルギー症状が現れる場合があり、これはノミが吸血前に血液凝固を防ぐために唾液を宿主に注入することによって引き起こされるといわれています。ノミは一生にうちに約200~400個産卵するといわれています。何匹かのノミを肉眼的に見つけたら実際にはその何十倍ものノミが寄生しているといわれています。また、ペットの体についたノミを駆除したからと言って安心はできません。ノミは畳やカーペットの隙間等で繁殖を繰り返します。したがって、ノミは継続的に駆除することが必要です。

 ノミの予防対策その他ペットに関することは中原区・武蔵小杉駅徒歩7分のあぐり動物病院にお気軽にご相談下さい。

投稿者: あぐり動物病院

2015.05.22更新

「恋は人を盲目にし、人は結婚で視力を取り戻す」

 人にとって恋愛は、たとえそれがほろ苦く実らぬ恋であったとしても、人生の大切な一ページとして終生記憶にとどめられるものです。それは人の恋愛が、高次元な精神活動を伴うからでありましょう。

 しかし動物たちにとってはどうでしょうか。

 動物たちの恋(=発情・さかり)は、ホルモンに支配された一つの生理現象であり、彼らにとってはストレス以外の何ものでもないのです。

 生殖活動は生命の営みという観点からは、生物にとって必要不可欠なものではありますが、家族の一員としてのコンパニオンアニマルにとっては不必要なものです。

 動物たちも、心穏やかに家族と暮らすことが幸せなのです。

 また、避妊・去勢をすることによって、行動学的なメリットがある以外に、さまざまな病気の発生も予防できます。

 

 避妊・去勢その他ペットに関することは中原区武蔵小杉駅徒歩7分のあぐり動物病院へお気軽にご相談ください。

投稿者: あぐり動物病院