ワンちゃんの病気

普段と違うワンちゃんの様子に気付いたら、あぐり動物病院にご相談ください。

ワンちゃんの病気

飼い主さまが気付かれる症状をまとめました。当てはまる症状がありましたら、かかりつけの獣医さんに相談しましょう。

元気のなさで気付く症状

いつもに比べて元気がないと感じたら、しっかり様子を観察してあげましょう。熱があるかどうか触れてみます。また、触られることをいやがらないかどうかチェックしてください。
元気がない様子で、翌日にはケロッとしてしまう場合もありますが、緊急に治療が必要な場合もあります。他の症状がない場合でも、翌日の朝も引き続き元気がないようでしたら、念のため受診をおすすめします。

呼吸の様子で気付く症状

荒い呼吸がいつまでも落ち着いてこない場合、熱中症や心不全の可能性があります。熱中症は夏場だけでなく、日当たりのよい窓辺などで過ごすことで起こることもあります。体温が著しく上昇しているようでしたら、速やかに体温を下げる必要があります。他に、肺炎や気管支炎、さらに腫瘍や胸水が原因の可能性もあります。またワンちゃんは風邪以外でもくしゃみを起こすことがあります。風邪だと思って様子を見守っていると症状が一気に進む場合もありますので、くしゃみが続くようでしたら早目に受診しましょう。

飲水や嘔吐、おしっこ、うんちで気付く症状

水を飲む量が増えるのは、腎臓のトラブルや心疾患などの病気の徴候である場合もあります。他にもさまざまな病気が隠れている場合がありますので、飲水量については普段からチェックしてあげてください。大量のおしっこをし始めたら、飲水量も増えていると思います。よく注意してみてあげましょう。
また、ワンちゃんに多い下痢ですが、色や水分量などを診ることで多くのことがわかります。フードが合わないなどの原因でも起こりますが、感染症などのケースも多いので、診察を受ける際には、その日のうんちを少し持ってきていただくと参考になります。

口で気付く症状

口臭がひどくなったと感じたら、歯ぐきに炎症がないか観察してみてください。歯肉炎や歯槽膿漏が進むと食事がとれなくなってしまいますので、歯ぐきに赤みがあるようでしたらご相談ください。口内炎や口腔内腫瘍の可能性もあります。
また、口臭は、腎不全による腎性胃炎でも起こることがあります。飲水やおしっこについても観察してみてください。

ワンちゃんの健康診断

犬種などによってリスクの高い病気や年齢によってかかりやすい病気などを、しっかりチェックします。定期健診は、6歳までは年に1回、6歳を超えたらできれば半年に1度受けていただけると安心です。

  • 視診、聴診、問診、触診、体重や体温の測定などの基本的な検査
  • 基本の血液検査
    肝機能、腎機能、代謝異常等を調べるベーシックな検査です。
  • 尿検査
    ブドウ糖、総蛋白。ビリルビン、ウロビリノーゲン、pH、比重、潜血、ケトン体、亜硝酸塩、白血球、結晶
  • 便検査
    内部寄生虫卵検査等