2016.03.17更新

 先日、囲碁の人工知能(AI)がプロの囲碁棋士と対戦して勝利したこちが話題になったが、今回同じAIが、世界で最も強い棋士の一人、韓国の李世ドルと対戦した。戦前は、さすがにトップ棋士にはまだ敵わないだろうとの予想がおおかったが、結果は、AIの三連勝ののち、李世ドルが一矢を報いたものの最終戦でAIが勝利し、4勝1敗でAIに軍配が上がった。試合後、このソフトを開発した会社のCEOが、「今回の対局でこのソフトをさらに発展させるべき点を多くみつけた」とコメントしている。前回のAI囲碁でも書いたが、このAIは「ディ-プ・ラ-二ング」という手法を用い、AI自身が学習して強くなるのだそうです。世界最強のプロ棋士と、自分自身でそれよりも強くなったAI囲碁の対局を見て、このCEOが、そんな上から目線のコメントができるのか不思議な気がした。一方、負けた李世ドルの試合後の感想の中で、「AI囲碁の冷静さと集中力は人間には追いつけない点だ」と述べているが、可能な速度で淡々と計算を行っているだけの機械にそもそも集中力とか焦りのようなものがあるのだろうか。

 

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投稿者: あぐり動物病院