2016.03.04更新

 朝晩はまだまだ寒い日も多い今日この頃ですが、日中の気温は春めいてきて、今日の天気予報の花粉情報は、関東地方は軒並み赤色の非常に多いになっていました。花粉症持ちの方々にとってはしんどい季節です。

 私はと言いますと、それはもう筋金入りの花粉症で、十数年前の血液検査で特異的なスギ花粉症であることが証明されており、まさしく天気予報の花粉情報と、私の花粉症症状とはピッタリとシンクロするのです。日本で、花粉症が国民病のように流行しているのはスギ花粉が原因なのですが、実際に調べてみるとスギ以外のヒノキなどの花粉の場合もあり天気予報と少しズレがある方もいます。

 私の花粉症は三十年以上前に発症していたようでその当時まだ花粉症という言葉も一般的ではありませんでした。熱はないけど軽い風邪にでもかかったのかなと思っていました。当時、私はスキー部に所属していて、この時期は毎年、一か月近くスキー場で合宿をしていたのですが合宿中はその症状がなくなるのです。しかしながら、下山するとまた鼻水が出るということをくりかえしていました。その時は合宿中は気合が入っていてアドレナリンがでているので風邪も引っ込んでいるのだろうとおもっていました。しかし、その後花粉症が日本人の国民病として認知され、学生時代から続いていた症状が、十数年前にスギ花粉症であることが血液検査で証明されたのでした。その当時、花粉症はなんだか新しい流行りもののように扱われ、花粉情報を見て、今日もきついですなあというのが朝の挨拶のようになっていたのですが、一緒に血液検査を受けた友人が、スギ花粉症ではなく、ハウスダストアレルギーであることが判明し、なぜかがっかりりていたのを思い出します。

 最近は症状が出る前の二月中旬から抗アレルギー剤を飲み始め四月中旬まで飲み続けることが習慣になっており症状もかなり軽く済んでおります。もっとも症状がきつかったときのことを人の説明するのに「片方の鼻の穴を指で押さえて、反対側の鼻の穴に胡椒の瓶を押し付けて思いっきり吸い込んだ時のようだ」と説明していたくらいにしんどいものでした。

 動物にも花粉症様の症状が出ることがありります。カルテを精査して特定の季節に症状が認められる場合には季節特有の環境因子によるアレルギーの可能性があります。その場合は早めに治療を開始することにより、症状の重篤化を防ぐことが可能になります。

 

 ペットに関することは中原区、武蔵小杉駅徒歩7分のあぐり動物病院までお気軽にご相談ください。

投稿者: あぐり動物病院