2016.03.25更新

 世界保健機関(WHO)は先月、喫煙場面のある映画に年齢制限を課すなどの措置を取るよう各国に勧告したそうです。米国では、喫煙を始めた若者の37%が映画の影響を受けたとの調査結果があるという。僕も二十歳から煙草を吸い始めたが、その時の動機は漸く、大人の仲間入りをした証のように感じてお酒とともに開始したのをよく覚えている。お酒のほうは家系なのか最初からおいしく感じ、気持ちも良くなった記憶がある。しかし、煙草のほうは一口吸い込んだ瞬間、むせてしまい、頭がクラクラして、気持ちが悪いだけだった。翌日、また一服したがやはり気持ち悪くなり、翌々日また同じことを繰り返し、四日目には、あるとまた同じことを繰り返すと思い残りのたばこを捨ててしまいました。しかし、何日かするとまた煙草を買ってしまう。このモチベイションはやはり映画やテレビドラマに登場する渋くカッコの良い登場人物がかなり影響していたように思はれます。そして、ハイライトという今ではかなりヘビーな銘柄の煙草を一日1から2箱吸うというヘビースモーカー生活を二十年近く送ることになりました。僕が喫煙を始めたころと比べると、喫煙環境、喫煙者に対する世間の風当たりなど全く異なるものがあります。この変化については本当に身をもって体験してきたのでこれから、ゆっくりと思い出しながら考察したいと思います。因みに、私自身は、十年ほど前から禁煙しています。

 

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投稿者: あぐり動物病院

2016.03.24更新

 最近ペット達も寿命が随分伸びて、その分介護の必要な動物も多くなりました。

 犬の痴呆テストというものがあります。

  □ 夜中に意味もなく、単調な大きな声で鳴き出し制止できない

  □ 歩行は前にのみトボトボ歩き、円を描くように歩く

  □ 狭いところに入りたがり、自分で後退できないで鳴く

  □ 飼い主、自分の名前、習慣行動がわからなくなり、何事にも無反応

  □ よく寝て、よく食べて、下痢もせず、痩せてくる

 上記5項目のうち2項目以上当てはまる13歳以上のワンちゃんは痴呆の疑いがあります。

 老化の一種でもあり、画期的な治療法は残念ながらありません。痴呆症に対する対処方法はその症状の種類、程度や飼い主の事情等により様々となります。最適な方法を話し合いながら考えていくしかありません。

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2016.03.17更新

 先日、囲碁の人工知能(AI)がプロの囲碁棋士と対戦して勝利したこちが話題になったが、今回同じAIが、世界で最も強い棋士の一人、韓国の李世ドルと対戦した。戦前は、さすがにトップ棋士にはまだ敵わないだろうとの予想がおおかったが、結果は、AIの三連勝ののち、李世ドルが一矢を報いたものの最終戦でAIが勝利し、4勝1敗でAIに軍配が上がった。試合後、このソフトを開発した会社のCEOが、「今回の対局でこのソフトをさらに発展させるべき点を多くみつけた」とコメントしている。前回のAI囲碁でも書いたが、このAIは「ディ-プ・ラ-二ング」という手法を用い、AI自身が学習して強くなるのだそうです。世界最強のプロ棋士と、自分自身でそれよりも強くなったAI囲碁の対局を見て、このCEOが、そんな上から目線のコメントができるのか不思議な気がした。一方、負けた李世ドルの試合後の感想の中で、「AI囲碁の冷静さと集中力は人間には追いつけない点だ」と述べているが、可能な速度で淡々と計算を行っているだけの機械にそもそも集中力とか焦りのようなものがあるのだろうか。

 

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2016.03.04更新

 朝晩はまだまだ寒い日も多い今日この頃ですが、日中の気温は春めいてきて、今日の天気予報の花粉情報は、関東地方は軒並み赤色の非常に多いになっていました。花粉症持ちの方々にとってはしんどい季節です。

 私はと言いますと、それはもう筋金入りの花粉症で、十数年前の血液検査で特異的なスギ花粉症であることが証明されており、まさしく天気予報の花粉情報と、私の花粉症症状とはピッタリとシンクロするのです。日本で、花粉症が国民病のように流行しているのはスギ花粉が原因なのですが、実際に調べてみるとスギ以外のヒノキなどの花粉の場合もあり天気予報と少しズレがある方もいます。

 私の花粉症は三十年以上前に発症していたようでその当時まだ花粉症という言葉も一般的ではありませんでした。熱はないけど軽い風邪にでもかかったのかなと思っていました。当時、私はスキー部に所属していて、この時期は毎年、一か月近くスキー場で合宿をしていたのですが合宿中はその症状がなくなるのです。しかしながら、下山するとまた鼻水が出るということをくりかえしていました。その時は合宿中は気合が入っていてアドレナリンがでているので風邪も引っ込んでいるのだろうとおもっていました。しかし、その後花粉症が日本人の国民病として認知され、学生時代から続いていた症状が、十数年前にスギ花粉症であることが血液検査で証明されたのでした。その当時、花粉症はなんだか新しい流行りもののように扱われ、花粉情報を見て、今日もきついですなあというのが朝の挨拶のようになっていたのですが、一緒に血液検査を受けた友人が、スギ花粉症ではなく、ハウスダストアレルギーであることが判明し、なぜかがっかりりていたのを思い出します。

 最近は症状が出る前の二月中旬から抗アレルギー剤を飲み始め四月中旬まで飲み続けることが習慣になっており症状もかなり軽く済んでおります。もっとも症状がきつかったときのことを人の説明するのに「片方の鼻の穴を指で押さえて、反対側の鼻の穴に胡椒の瓶を押し付けて思いっきり吸い込んだ時のようだ」と説明していたくらいにしんどいものでした。

 動物にも花粉症様の症状が出ることがありります。カルテを精査して特定の季節に症状が認められる場合には季節特有の環境因子によるアレルギーの可能性があります。その場合は早めに治療を開始することにより、症状の重篤化を防ぐことが可能になります。

 

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2016.02.29更新

 先日、営業の人が消臭剤のパンフレットをもって営業に来られました。そのパンフレットのなかに、「100%天然原料!」という記載を見つけ、びっくりマークのあとにどのような意味合いがあるのだろうと考え込んでしまいました。100%天然原料だから、安全なのか、安心なのか、それとも何かほかにあるのか、その担当者に聞くとしばらくの沈黙の後、わかりませんということでした。しかしながら、天然という言葉に弱いというか、ある種のロマンみたいなものを感じてしまうのは何故なんでしょうか。すし屋に行けば、天然もののネタにロマンを感じるし、ウナギのかば焼きは養殖物に比べて天然ののは格段に高いと聞く.(自身、未だかつて天然ものの蒲焼を食したことはないので旨いかどうかわかりませんが) 冷静に考えると、養殖物は天然ものに比べて供給の安定性には欠けるので、天然ものの方が一般に価格は高くなるが必ずしも味が良いとは限らないと思はれる。とはいえ、大海原を回遊して育った天然物と、窮屈な養殖場で育った養殖ものを比較すると理屈ではない魅力を感じてしまうのは僕だけだろうか。

 一方で、消臭剤や化粧品などで「100%天然原料」というのはどうなんだろうか。おそらく天然原料だから安全とか安心とかのイメージを醸したいのだろうが、天然のものにも強力な毒性のあるものもあり、これにはロマンも何も感じません。化粧品か何かの広告で、「皮膚は排泄器官、だから余計なものはいりません。○○○があれば十分と考えます。」というのがありましたが、これも僕には意味不明です。

 

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2016.02.28更新

 バクテリアとは細菌のことで、ウイルスと違って光学顕微鏡で見ることができます。従ってその分類はグラム染色による染色性とその形態によって分類されます。グラム染色により紫色に染まるグラム陽性菌と、赤色に染まるグラム陰性菌に分類され、次にその形態が球形か棒状かによって球菌と桿菌に分類されます。細菌は地球上のあらゆる環境に存在しており、光合成や窒素固定、有機物の分解過程などの物質循環において非常に重要な役割を果たしている。ウイルスはヒトやそのほかの動物に対して病気の原因となるものが多いのに対し、細菌も一部のものは病原細菌として感染症の原因となるが、人間の日常生活において欠かすことのできないものである。食品関係においてはチーズ、納豆、ヨーグルトといった発酵過程においては微生物学発展以前から用いられており、腸内細菌群は食物の消化過程では欠かすことのできないものである。

 

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2016.02.23更新

 ウイルスと言うと、いろいろな感染症の原因となる病原体としてよく知られた存在です。ウイルスは、細菌等とともに、微生物と呼ばれることがありますが実はウイルスは生物かどうかは怪しいのです。ウイルスは遺伝子を有し、他の細胞を利用して増殖できると言う生物の特徴を持っていますが、細胞をその構成単位としていないため非生物として位置づけられ、「生物学的存在」というような言い方をされる場合もあります。つまり、ウイルスは単独では増殖できず、他の細胞に寄生したときにのみ増殖でき、このことを偏性細胞内寄生性と言います。この点でいうと、ブドウ球菌や大腸菌といった細菌は必要な栄養素と環境があれば独自で増殖できることかられっきとした一人前の生物といえます。

 さて、ウイルスはいろいろな感染症の原因となりますが、風邪の原因もウイルス感染によるものです。風邪に対するお薬として抗生剤を処方することがありますが、実はウイルスに対しては抗生剤はまったく効果はありません。ウイルスの感染により鼻や気管支等の粘膜が荒れ、抵抗力が弱ることにより細菌二次的に感染、増殖します。このことにより鼻汁や痰が多くなった時に細菌の増殖を抑えるために抗生剤を処方します。ヒトのウイルス感染に対する治療薬として最近様々な抗ウイルス薬が開発されていますが、動物薬ではまだ直接ウイルスに効果が確立された抗ウイルス薬はありません。従って、特に風邪のような症状には対症療法を中心に治療し、本人の自己治癒力をサポートしてあげることが大切です。

 

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2016.02.18更新

 アインシュタインが100年前に予言した「重力波」を米国の研究者がついに捉えたそうです。TVの記者会見で研究者が喜びの表情で”We did !!" と叫ぶ姿に「ついに」やったという気持ちが込められていました。アインシュタイン自身も実際の観測は無理と考えていたほど重力波で伝わる時空のゆがみは極めて小さく、観測を邪魔するノイズとの闘いだっそうだ。地面や空気の振動、風や海岸の波、飛行機の離着陸、雷や微小地震など対策項目は1万以上にも上るそうだ。

 アインシュタインが残した宿題に対する期しくもちょうど百年目の解答、ロマン溢れる話であり、門外漢の俗物もついつい新聞記事に引き込まれてしまうのだが、その発見の本当の科学的意義については(一般紙の)新聞の解説を読んでもいまいちピンときません。でも、見つけたということはその後重力波の研究が進み、映画「バック トウ ザ フューチャー」に出てくるデロリアンや車輪のないスケボーが発明されたり、時空のゆがみを利用して何百光年もの距離を一瞬で通り抜ける宇宙船がそのうち発明されるかもしれないと考える門外漢は僕だけだろうか。

 

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2016.01.29更新

 人工知能(AI)が、囲碁でプロ棋士にはじめて勝ったそうです。チェスでは1997年に世界チャンピオンを、将棋では2010年に女流棋士をコンピューターが破っているが、正式なルールの囲碁でプロ棋士に勝ったのは初めてなのだそうです。囲碁は、将棋、チェスに比べて盤面が広く局面の数が格段に多く、最新のコンピューターでもすべての局面を計算し予測するのは不可能なのだそうです。しかしコンピューターの能力の進歩も目覚ましいものがあり、そのうち囲碁、将棋の変化は天文学的と言いつつも、9X9もしくは16X16の有限な空間で繰り広げられるゲームである以上、すべての変化が解明される日が来るかもしれません。そうなると、将棋、囲碁には引き分けはないので先手必勝または先手必敗の結論がでることになります。つまり、全てを読み切ったコンピューター同士の勝負では最初の振り駒、握りの結果で勝負がつくことになります。もちろん、間違いだらけの人類には窺い知ることのできない世界で、我々は、一生安心してゲームを楽しむことができると思います。

 コンピューターの能力をどんどんあげて先の手をしらみつぶしに計算する力ずくの勝負もなかなかおもしろいものですが、今回の囲碁AIはコンピューターが自ら学習する「デープラーニング(深層学習)」と呼ばれる手法を採用し、盤面上の碁石の配置全体を見ながら人間のようにデータや経験をもとに次の一手を決めるのだそうです。今回のソフトはプロ棋士の3000万種類の打ち手を見せて学習させ、対戦する人間の動きを予測できるようにし、そのうえで自己対戦を数百万回繰り返し、勝ち負けの経験を重ねる中で徐々に勝ち方を身に着けたのだそうです。まあ、疲れることを知らないコンピューターだからできることですが、人が1日に何局の囲碁が打てるものなのかわかりませんが、毎日10局打ち続けても何百年もかかる量です。そう考えると人がプロの騎士になるために20から30年を要するとしてもその効率の良さは人に一日の長がありますが、一度学習したことは絶対に忘れないAIにはいつの日か白旗をあげることになるのでしょう。

 

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2016.01.28更新

 これまでの最大の素数が発見されたそうです。3で始まり1で終わる、2233万8618桁の数字だそうです。素数といえば1とその数以外では割り切れない数で、中学校あたりで、1,2,3,5,7,11,13 ・・・・などと習った記憶がありますが・・・。素数は無限に存在することが証明されているそうですが、どのように出現するかはわかっていないのだそうです。とゆうことはもっと大きな素数を探している研究者が当然いると思われますが、因みに、前回は2013年に同じ先生が発見しています。素数は電子商取引などで使われる暗号に応用されており大きな素数の発見は解読がより困難な暗号の作成が可能になるそうですが、凡人には押し計り知れない世界です。

 今年、梶田隆章先生がノーベル物理学賞を受賞されました。何でも、大気中で発生したニュートリノという素粒子が2種類のニュートリノの間で入れ替わることを発見し、この現象が起こるためにはニュートリノには質量が必要であることになり、これまでニュートリノには質量がないとされていた定説を覆すことになるそうで、このことは宇宙に対する人類のこれまでの理解を根本から変えてしまう可能性があるそうです。う・・・・・ん、これもまた凡人には計り知れない世界です。

 今年、もう一人日本人の大村智先生がノーベル医学・生理学賞を受賞されました。こちらの方は回虫による感染症に対する画期的な治療法の発見ということで凡人にも授賞理由は理解しやすいものでした。因みに、現在犬のフィラリア症治療薬として広く使われているイベルメクチンは大村先生が発見されたものです。最近、犬の寿命が画期的に伸びたのは大村先生のおかげです。

 

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